口腔(歯科)漢方

漢方と歯科の融合

口腔(歯科)漢方とは

漢方は歯科ではどのように用いられるのでしょうか。以下にあるひとつのケースをご紹介します。

生活習慣病のひとつである歯周病の治療は通常、検査・歯石除去・咬み合わせの調整などの基本治療、進行した場合は歯周外科手術を行います。ただし、症状が改善されなかったり、繰り返してしまったりする患者様には補助的に漢方薬を用いて症状の改善を図ります。

また、漢方薬を歯科に用いるとさまざまな全身的な波及効果も多く現れます。

口腔(歯科)漢方とは

漢方薬は口腔疾患に適した薬です

漢方薬は、長年にわたって研究され、実証されてきた効果や安全性に関する経験を基礎とし、患者様の症状に応じていくつもの生薬を組み合わせて処方されます。そのため、さまざまな症状の改善のほか、複合的な効果を期待できます。

さまざまな症例

  • 口内炎
  • 口腔乾燥症
  • 味覚異常
  • 口臭
  • 舌痛症
  • 顎関節症
  • 抜歯後疼痛
  • 口腔癌

最近の歯科業界では口腔内をひとつの臓器として捉え、生薬で対応していく口腔内科的治療が注目されています。

漢方薬は口腔疾患に適した薬です

当院の取り組み

漢方薬は、歯周病のほか口腔疾患に関するさまざまな症状の改善を目的として全身状態を問診したうえで一人ひとりに合わせて処方されます。ただし、すべての患者様に処方しているわけではありません。通常の治療で治りにくい場合、症状を繰り返す場合、また漢方薬の処方を希望される場合に処方します。

また、漢方薬の効果には個人差があり、効きにくかったり、日数がかかったりすることもよくあります。2~3ヶ月で効果が出ないときは薬を替えたほうが良いでしょう。その点をご理解のうえ、試されることをお勧めします。

当院では、舌の写真撮影や問診表への記入をしていただき、くわしい説明をしてご理解いただいたのちに漢方薬を処方しています。

当院の取り組み

漢方医学

東洋医学の一種 漢方医学

漢方医学とは

最近、「未病」という言葉をテレビのCMなどで聞かれた方も多いのではないかと思います。未病とは健康と病気の間を指し、西洋医学では病気と診断されないものも漢方では対処法がある病気の一歩手前の状態と考えられています。未病の治療では生活・体質改善を促し、病気の発症を遅らせたり、進行を遅らせ、生体が持っている回復力や免疫力を高める処置がとられたりします。

未病を超えて病気になってしまった場合、その治療方法について西洋医学と漢方(東洋)医学を比較してみますと、西洋医学が科学的検査値を基に診断し、ピンポイントで最適な薬を用いて治療するのに対し、漢方医学では病気は全身の生理的、機能的な状態のバランスの崩れから生じるとして、体全体の機能を正常にして各部分の症状の改善を図ります。

漢方医学とは

漢方薬ってどういう薬?

数千年の年月をかけて、患者様一人ひとりのさまざま症状に合った生薬(天然物)を組み合わせ(処方)て生み出された、いわゆるオーダーメイドの薬です。小さくきざんで煎じて飲む伝統的な煎剤もありますが、現在、国内では煎じ薬を乾燥させてアルミパックに入れ、持ちやすく、また飲みやすくしたエキス剤(医療用漢方製剤)の使用が主流です。

漢方薬ってどういう薬?

漢方薬の基本的な考え方

漢方薬の基本的な考え方は、誰もがもともと持っている病気と闘って治す力(自然治癒力)を高め、体を整えることです。「漢方薬=漢方医学」で、針灸・養生・按摩・気功などの漢方医学の治療法と並んで東洋医学の一部です。

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